【ビットコイン・仮想通貨相場】1月31日-コインチェックの不正流出問題に進展か、新たな懸念も

2018年1月31日のビットコイン・仮想通貨相場は、コインチェックの仮想通貨NEMの不正流出問題による市場の冷え込みの影響もあり低迷を続けている。

ビットコインは1BTC=100万円前後を推移し、その他のほぼ全ての仮想通貨の価格が値下がりを続けている。価格の値上がり材料も乏しく、しばらくは厳しい相場が続くと予想される。

2018年1月31日のビットコイン・仮想通貨相場

仮想通貨市場から資金が引き揚げられており、ビットコインをはじめ、ほぼ全ての仮想通貨の価格が値下がりしている状況だ。

コインチェックが出金再開を発表

現在、コインチェックでは仮想通貨NEMの不正流出問題が発生した1月26日から、ユーザーの資金を凍結している。出金が全くできない状況であり、ユーザーは大きな不安を感じている状況だ。

これに対してコインチェックは安全性が確保され次第、数日以内に出金を再開すると発表した。これが本当であれば2月中にはユーザーは凍結されている資産を取り戻せるようになる。

しかし、出金についての詳細はまだ発表されていない。預け入れている日本円(JPY)の出金が可能になるのか、その他の仮想通貨も出金ができるようになるのか。どちらにせよ現在の状況からは進展が期待できる発表であり、今後の発表に注目が集まる。

仮想通貨市場にさらなる暗雲、テザー(Tether)疑惑とは

仮想通貨取引の中心的な存在であった中国や韓国における仮想通貨取引への規制や、コインチェックのハッキング問題により低迷を続ける仮想通貨市場だが、追い討ちをかけるように新たな問題が発生している。それが『テザー(Tether)疑惑』だ。

テザー(Tether)とは

テザー(Tether)は、法定通貨と連動した価値の仮想通貨を発行するプロジェクトだ。テザーは米国に本拠地のある『テザー社』により発行・運用がされている。このテザー社の経営者は仮想通貨取引所BitfinexのCEOでもある。

テザーは米ドルとの交換レートが、1テザー=1米ドルで固定されている仮想通貨で、これはペッグ通貨と呼ばれる。価格は安定しており法定通貨をそのまま仮想通貨にしたようなものだ。

ビットコインをはじめとする仮想通貨は値動きが激しい。よって、ユーザーは米ドルと連動した価値を保有するテザーに交換し、利益確定をするような使われ方がされていた。また、仮想通貨取引所間での仮想通貨取引においてもテザーが利用された。仮想通貨取引所は、保有する仮想通貨のバランスを保つために、他の仮想通貨取引所との取引を行う。その支払いにおいてテザーが使われてきた。

テザーは仮想通貨取引の法的な問題を回避するために市場に普及をした仮想通貨でもある。仮想通貨取引所にとって法定通貨と仮想通貨の交換の場をユーザーに提供するためには、各国のいくつもの法規制を潜り抜けなければならない。よってBitfinexをはじめとするいくつかの仮想通貨取引所は、法定通貨の代わりにテザーを使うことで法規制を免れてきた。ユーザーにとってもテザーは米ドルと等価の価値をもつので安定がしており、利益確定後の一時的な逃避先として使われている。

テザーの価値の担保

テザーの価値の担保はシンプルだ。テザーは米ドルと等価のため、発行元であるテザー社は、発行したテザーの総額と同額、またはそれ以上の米ドルを保有していることになる。これがテザーの価値と信用の裏付けであるとされてきた。実際にテザー社は、これまで発行したテザーと同額以上の米ドルを保有していると発表していた。

※テザー社公式より テザーの価値は100%、法定通貨により裏付けがされるとしている

しかし、テザー疑惑はその信用を根底から覆し、仮想通貨市場に致命的なダメージを招くかもしれない。

テザー社の保有する米ドルに疑惑が

テザー社に対して、多くの専門家がある疑惑を投げかけている。『テザー社は本当に発行したテザーと同額の米ドルを保有しているのか』という疑惑だ。

つまり、テザー社は米ドルを保有していないのにも関わらず、テザーを発行していたのではないかという事だ。発行されたテザーは、ビットコインの買付けに使われ、ビットコインの価格を吊り上げているとされている。

米国商品先物取引委員会(CFTC)が、2017年12月にテザー社とBitfinexに対して召喚状を送付していたと一部のメディアが報じた。また、テザー社は監査法人との契約を打ち切っており、疑惑に対してはテザーの根拠となる米ドルを保有しているという証拠を明らかにしていない。

仮にテザー疑惑が真実であった場合、テザーの信用は崩壊し、仮想通貨に対して深刻な不信感を生み出すことは必須だ。ある専門家はテザー疑惑が真実であるならば仮想通貨への信用へ打撃を与え、ビットコインは1BTC=30万円程まで下落する危険があると警鐘を鳴らす。

顕在化した問題を仮想通貨は克服できるか

仮想通貨市場が拡大し相場も好調であった2017年と比較して、2018年は仮想通貨が抱える問題が次々と明るみになり、市場の成長が止まっている状況だ。コインチェックの不正流出問題や、テザー疑惑がどのような方向に向かうのか。ユーザーにとっては試練の年となるだろう。

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