仮想通貨Lisk(リスク)の特徴と最新情報まとめ-サイドチェーンによる優位性とは

仮想通貨Lisk(リスク)とは、2016年2月にリリースされた仮想通貨のひとつだ。Liskは単なる仮想通貨ではなく、後述する分散型アプリケーション・プラットフォームとして開発が進められている。

Liskの前身はCryptiという、分散型アプリケーション開発プラットフォームの構築を目指すプロジェクトであった。CryptiのメンバーだったMax Kordek(現Lisk CEO)とOlivier Beddows(現Lisk CTO)がCryptiからハードフォークしてリリースしたのがLiskだ。

Liskは既にマイクロソフト社とも提携を発表しており、数ある仮想通貨の中でも有望なプロジェクトになっている。そのLiskの最新相場はどのような状況だろうか。

Liskの価格と最新相場

Liskの通貨単位は『LSK』だ。ビットコインとは異なり、Liskには発行上限はない。毎年新たな通貨が発行され続けている。

Liskの価格は2017年はじめ、1LSK=17円台を推移していたが、2017年12月には最高3,300円台まで価格が上昇した。2018年1月1日現在は2,400円台で推移している。最大で約190倍の価格上昇を見せたことで、この1年で相当な利益を得たユーザーも多いだろう。

Lisk相場チャート:2017年9月から2018年1月

仮想通貨取引所の市場シェアを見てみると、法定通貨での取引は少なく、ビットコインでの取引が大半を占める。

海外の仮想通貨取引所のシェアが大きく、米国のBittrex、Poloniex、中国のBinance、Bit-zの市場シェアが大きい。国内の仮想通貨取引所では、コインチェックでLiskの購入が可能だ。

Lisk:取引通貨と取引所市場シェア

2018年1月1日現在、Liskの時価総額は約2,600億円程で、これは仮想通貨全体21位に位置する。

仮想通貨市場において、Liskは中堅クラスの仮想通貨プロジェクトだ。時価総額を見てもまだ伸びしろがあり、今後の成長に期待がもてる。

市場からの期待も大きいLiskだが、仮想通貨としてどのような特徴があるのだろうか。

仮想通貨Liskの特徴

Liskは仮想通貨として基本的な性能を備えつつ、分散型アプリケーションの開発プラットフォームとして開発がされている。

分散型アプリケーションとは、ブロックチェーン上で構築されたアプリケーションのことだ。分散型アプリケーションはスマートコントラクトと組み合わせることにより、管理する中央機関を置くことなく、設計されたビジネスフローを自律的に実行する仕組みを構築することができる。

スマートコントラクトとは、あらかじめ定められた条件を満たした際に、設計された契約を自動的に実行されるプログラムのことだ。契約内容をブロックチェーン上に記述することで『商品の受け取りが完了した際にAからBに送金する』といったプログラムが自動で実行されるようになる。実行された取引内容はブロックチェーン上に記録され、改ざんは困難だ。

つまり、Liskでは契約の実行から取引履歴の保存まで、全てが自動化されたビジネスアプリケーションの開発がLiskのブロックチェーン・プラットフォームにおいて可能になる。

例えば不動産の購入において、不動産業者が担っている複雑な審査や手続きを自動的に実行する分散型アプリケーションが開発できたとすれば、不動産所有者と購入者との直接取引の敷居が低くなることで、購入者は不要なマージンを支払うことがなくなり、市場の流動性が高まることが期待できる。

あらゆるビジネスシーンで活用が期待されるLiskだが、その競合に挙げられるのがイーサリアムだ。イーサリアムもスマートコントラクトを使った分散型アプリケーションプラットフォームとして開発が進められており、時価総額もLiskを圧倒している。

しかし、Liskにはイーサリアムとは異なる点がいくつかあり、それが市場から注目されるポイントになっている。

ポピュラーな開発言語『javascript』を採用

イーサリアムでは、開発者がアプリケーションやスマートコントラクトを開発する場合、イーサリアム独自の開発言語であるSolidityを用いて開発をする必要がある。開発者は新しく開発言語を習得する必要があるため開発コストがかかるデメリットがある。

しかし、Liskは既に普及しているjavascriptという開発言語を使ってアプリケーションやスマートコントラクトを開発することが可能だ。javascriptは1995年にリリースがされ、Webページの構築やWebアプリの開発に広く用いられてきたポプュラーな開発言語である。

Liskは、誰でも簡単にLiskのプラットフォーム上でアプリケーションの開発ができるように、開発者に馴染みのあるjavascriptを開発言語として採用をした。開発コストを下げ、開発者参入の敷居を下げることで、Liskのプラットフォームとしての普及を促している。

サイドチェーンが実装されている

Liskには、メインのブロックチェーン(メインチェーン)とは別のブロックチェーン(サイドチェーン)が実装されている。

イーサリアムがメインチェーンにアプリケーションを実装していくのに対して、Liskはそれぞれのアプリケーションにサイドチェーンを割り当て、サイドチェーンにアプリケーションを実装していく。

サイドチェーンによるメリットのひとつは、処理能力の向上だ。全てのプログラムやアプリケーションをメインチェーン一つだけで動かすとネットワークに相当の負担がかかる。アプリケーションそれぞれにブロックチェーンを割り当て稼動させることで、その負担を軽減し処理能力を向上させることができる。

また、サイドチェーンを割り当てることで、カスタマイズや保守性が向上する。バグやハッキングが発生した場合、メインチェーンにアプリケーションがある場合、メインチェーンのコードを書き換える必要があるため対応が困難になる。(メインチェーンのコードを多少でも書き換えることで、その他のアプリケーションに影響が及んでしまうため)

サイドチェーンにアプリケーションがあることで、メインチェーンのコードを書き換えることなくバグやハッキングへの対応が可能になる。カスタマイズや保守性に高い柔軟性が生まれるのだ。

イーサリアムとLiskを比べると、Liskはイーサリアムと比較してアプリケーションの開発難易度が低く開発コストが低い。また、サイドチェーンによりカスタマイズや保守性に優位性があるということが言えるだろう。

今後のアップデートやリブランディングに期待が集まる

2018年はLiskにとって大きな変化の年になる。Liskは2018年の開発ロードマップを公開しており、いくつかの重要なアップデートを控えているからだ。

ベルリンのLiskミートアップにおいて発表された主なアップデートイベントは以下の通りだ。

2017年中に実行されるはずだったLisk Core 1.0.0へのアップデートは技術リソースの問題から延期されたが、価格への影響はほぼなかった。

Lisk Core 1.0.0 アップデート

Lisk Core 1.0.0 では、Lisk本体の性能向上のためのアップデートが行われるとされており、市場からの注目も非常に高くなっている。しかし、そのアップデート内容は公開はされていない。

2017年12月の大晦日にアップデートするという情報もあったが結局延期がされた。市場は冷静で価格の暴落は起きていないが、いつ本当にアップデートが行われるのか分からない状態だ。このまま延期が重ねれば市場の信頼を失いかねない。

リブランディング

Lisk(リスク)という名前には、マイナスのイメージも付きまとうため、名前やロゴなどを刷新することで新しいブランド戦略やマーケティングを進めていくことを発表している。

Liskは誰でも簡単にブロックチェーンアプリケーションを開発できるプラットフォームを目指しているため、誰にでも開かれたオープンで親しみやすいブランド戦略を推し進めると予想される。

SDKのリリース

SDKはLiskのアプリケーションを開発するために必要な開発ツールのようなものだ。LiskのSDKがリリースされることで、開発者はLiskのサイドチェーンでモバイル・デスクトップ用のWebアプリケーションを開発することが可能になる。

開発者がLiskのアプリケーションを開発しやすい環境が整うことにより、プラットフォームとしての普及が広がる。これはLiskの価格を押し上げる要因になるだろう。

イーサリアムとはまた違った良さを見せるLisk。今後のアップデートに注目

世界的に普及している開発言語javescriptの採用や、サイドチェーンの実装により、競合するイーサリアムとはまた別の良さがあるLisk。アップデートが延期になったりと不安な要素はあるが仮想通貨の中でも期待できるプロジェクトに間違いはない。

今後のアップデートはLiskの価格にどのような影響を与えていくのか注目が集まる。

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